2012/08/27

8月26日 村上「遠くの太鼓の音」「みんなでアスファルトに座って花火を」

今日は午前中、谷内丑(8月4日に納涼祭でクイズ形式のパフォーマンスをやったとこ)の子供神輿を手伝ってきました。

実は、25〜27日は十日町全域でお祭りが行われる期間なのです。あちこちで花火があがったり、神輿が出ていたりしています。この記事を書いてるいま27日の18時半ですが、遠くから太鼓の音が聞こえます。

「遠くから太鼓の音が聞こえる」
これはとても良いシチュエイションですね。いま僕はとても良いシチュエイションの中にいます。


さて僕達がなぜ谷内丑の、しかも子供神輿を手伝うことになったのかというと、それはもう参加してくれる住人が少ないからです。



こういう感じで、神輿自体は僕達大人が持って、子供達はヒモを引っ張るという感じで町内をパレードします。
「子供は神輿担がないですか?」と聞いたら
「危ないから担がせられない」と言っていました
いつからこうなったのだろう


でも、みこしを持って「オイ!オイ!」とかけ声をかけながら、一面に広がる田んぼの間を歩くのはとても気持ちよかったです。オイオイ!というかけ声はこのへんのルールみたいです。


神輿を担ぎ終わったら、お昼ご飯を集落センターでいただきます。寿司が出たのですが、寿司が乗ってるこの銀色の台が何だかわかりますか?






これは、なんとツーバイフォー(木材)です。ホームセンターで売ってる、アメリカの誰かが開発した規格(間口が約4cm×8cm)の木材です。それにアルミホイルを巻いて台にしてました。僕は衝撃を受けました。ツーバイフォーのこんな使い方は初めてみました。
しかも、その大きさと高さがちょうど良いのです。ツーバイフォーなので、長さは切ればいくらでも調節できます。どんな長いテーブルでも、ひとつなぎの寿司皿ができます。




連日のお祭りと制作による寝不足で、お祭りから帰ったらすっかり疲れてしまい、ロビーにある家でお昼寝をしました。
いままで家である以上に作品である意識の強かった「村上さん家」なので、日中そこで寝るのはちょっとなんだかなーって感じだったのですが、これからは「昼寝してる自分」も、恥ずかしがらずにどんどん見せていこうと思います。それくらい昼間眠くなるのです。



僕の家の中も、写真と絵でだいぶ賑やかになってきました。一枚一枚がよく見えるように、貼りかたにちょっとルールを決めてます。




夕方くらいに女性がひとり、ふらっと×日町にやってきました。写真をとりまくってうろうろしていたので声をかけて話を聞いてみました。

彼女はマイコさんと言って、岩手県の陸前高田からここまで来たそうです。陸前高田といえば僕も今「くっつきハウス」というプロジェクトを進行中の地域です(宣伝)。
マイコさんは札幌出身で、東北の被災地でボランティア活動をしていて、数ヶ月東北に滞在していたのですが、これから北海道に帰るってところで、途中に寄ってくれたみたいです。
瓦Re:KEY HOLDER(ガレキーホルダー)」という復興支援プロジェクトに関わってるそうです。その名の通り、瓦礫をキーホルダーにして販売するプロジェクトです。



マイコさんにも、村上さん家の茶の間ツアーを体験してもらいました。


なんとマイコさんは、自ら入居者のおばちゃんの話しかけてました。
自分は札幌からきたということ
いま外ではお祭りをやっていて、神輿をたくさん見かけたこと



マイコさんを描いた




マイコさんが描いてくれた



マイコさん





そして夜、十日町の花火大会がありました。
みんなでアスファルトに座って観ました。
「大きいー」とか「きれい」とか言いながら。
これも良いシチュエイションですね




きねんさつえい。



☆☆☆☆☆☆☆
以下新コーナー「×日町ギャラリー」

雲を眺めてたたずむ阿部圭佑と彼の家、村上の家、橋本の家。遠くには銀河が倉庫に描いた大きな絵が見えます。


小山の新兵器「巨大カメラ」


洗濯ものを干してる橋本と電線、入道雲。夕焼け