2012/07/17

7月17日 村上 事が"ぬるっ"と進んでいく感じ

僕は一日銀河君の手伝いをしていました。

ちょっと×日町制作にあたる僕たちメンバーの雰囲気について書いてみたいと思います。
僕はこの×日町づくりに、浅草で体験したお祭りと似た雰囲気を感じてます。

上の記事にも書いてましたが、お祭りは"全体が全体としてぬるっと進んでいく感じ"。
今回の僕達には、実質リーダーがいません。作業工程を誰かが仕切っていくわけでもなく、全体の意思決定をするための"会議"というものがそっちゅうあるわけでもないです。どこに誰の家を作るというのも、最初に全部決まっていたわけでもありません。小山と村上が最初に場所を決めて、そのあとに島田と阿部が決めて、最後に橋本と銀河が決めました。
そしてそれぞれが、自分の家は今の場所がベストだと考えていると思います。

僕や、多分他のみんなも、×日町づくりにあたって意識していることは

・自分1人でできることを、あえて人に振ってみる
・掃除とか生活とかをあえて(なのか?)完璧にこなさないようにして他者の入る余地をつくっていく
・あまり先のことまで考えすぎないようにして予想外の出来事を積極的に引き起こしていこうとする
・基本的にぜんぶ受け入れる

みたいなことです。ここに書いていいのかわかりませんが書いてみました。
これは、浅草で参加したお祭で見た"みんなから慕われている人"の態度を見ていて思ったものと似ています。

大げさで、ちょっと恥ずかしい言い方ですが、いま×日町をつくっていて、6人と、それに積極的に関わってくれている人達ひとりひとりは、なんというか"輝いている"と思います。
それぞれが、何かにしばられつつ、自由になりつつ、1人の人であろうとしている。



さて、銀河くんの家はお昼の時点でここまでできました。


屋根の上に登れます。気持ちよい!

ほらー気持ちよさそうでしょ

銀河君は、トラックの運転が板についてきました!かっこいいです。
僕は軽トラックに乗っていると、奈良県で出会った庭師のおっちゃんを思い出して、たばこのECHOを吸いたくなります。


夜。まどをつけるところまで行きました!


作業終了後。共用スペースをみんなで掃除しました。
一人残らず掃除に参加していました。

むらかみ

0717-OMAKE

シマです。

『畑違い』という言葉が頭を駆け巡っています。
ビラを作っているのですが、ようやく平面の面白さみたいなのに気付き始めました。
パズルの感覚に近いです。

今さら謎解きの仕方がわかり始めても遅いのですが、楽しくなってきたついでに締め切りまで粘ってみます。

とことんやりたい気持ちさえ芽生えましたが、とことんやってると家が建ちません。
梁止まりです。屋根をかける事ができなくなります

『留まる事を知らない時の中でいくつもの』ことをやるのは大変だなぁ、
なんて思いながら全国のグラフィックデザイナーさんにリスペクトはらってる。
そんな深夜です。

たまたまピーマン畑からパプリカが発見されるような事があっても良いはず。
そんなビギナーズラック狙っています。

午前3時をまわりました『孤独なレースは続いてく』状態です。

ちょいちょいミスチルの歌詞を引用しているのに理由はありません。
そうゆう事をやった方が面白いんじゃないかと思ってやっています。

作業日が続くと、作業用BGMの歌詞にやたら敏感になるのは美大在学中についた習性です。

おとといあたりから奥田民生をリピートしていますが、やたらキテます。

中でも「マシマロ」にでてくる
『君のスカートの模様 部屋の壁紙にしよう』
というのがかなりキテます。

君のスカートの模様 部屋の壁紙にするくらいの勢いで明日も頑張りたいと思います。






あああああああーーーー





7/16 橋本家1日目

今日からついに僕の家をつくりはじめた。午前中は買い出し、位置を決めて午後から組み始めた。(この「位置を決める」っていうのがめっちゃ大事、いわば居合い斬りみたいな感じ。今後の2ヶ月の空間的要素が一瞬で決まる訳だからね)。素材は単管。芸祭で店長をやったときからの、なじみ深い素材だ。安くて手軽。無骨で。メタリック。規格が揃っている真面目さの裏に、自在クランプでトリッキーな動きが潜む。グラインダーで切れちゃうお茶目さも持つ。

菱形のハコをまずは組んだ。これからの2ヶ月の作品制作のプランを、同時に煮込んでいる。そのベースとなる家をつくっている。今が大事だ。全ての瞬間が等価、今は未来で未来は今だ。(未だ)。

8月12日に東山佳永さんという友人のダンサーがやってきて、一緒になにか発表することになりそうです。