まず大扉部分の調整をして(丸鋸でカット。昨日手こずったのが嘘のように一瞬で片が付いた。作業というのはかく進むべきだな。(「捗る」っていうのをこっちでは「はかまいる」というらしい))
、水で床をごしごしとブラシがけした。
昨日買ったボイル油というのを、床に擦り込んだ。
阿部に「寺みたいで良いね」と言われた。
そうなんです。この床は住居の床であると同時に舞台の床でもある。
それを磨いて、油を擦り込むっていう作業は、寺の小僧にもなったかのような居住まい正される作業で、気持ちよかった。
ちなみに昔「小僧」というショートムービーを作ったことがある。
ボイル油は、鯖の塩焼きみたいな匂いがした。
そういえば、こないだ「ムーミン谷の夏まつり」を読んだ。それは、洪水が起きて、流されてきた劇場にムーミン一家が移住する話だ。図らずも、そんな状況をいま自らつくっているかもしれない。
あの話はまさに「大団円」っていう言葉が相応しいエンディングだった。そういえば。
以上余談。
壁も塗った。顔料入りのニスを塗るのは初めてで、予想以上に難しかった。
この作業はまだ途中。
左の面が塗る前の状態、右の面が塗ったものです。実際はこの写真の感じよりも薄い。もう一回くらい塗る。
てな感じかな!
「塗装」っていうのは、成果が面積で表れるから達成感がある。ペンキ屋さんとかって結構楽しいんじゃないかな。そういえば今までに会った塗装業界の人って、明るい人が多い気がする。
今日の一日は、床を仕上げるぴしっとした緊張感から壁を塗る壮大なスケールへと展開する音楽的に良い一日だった。
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